2024.11.27
前回ブログでは「梨の木のウッドチップ」をご紹介致しました。
今回は陽が落ちるのがすっかり早くなり、外構やお庭の照明が活躍する時間が長くなりましたので、「お庭の照明計画」のお話をして行きたいと思います。
お庭の照明計画は、ガーデンデザインの重要な要素の一つで、夜間の景観を美しく演出するだけでなく、安全性や利便性を高めるためにもとても重要です。また空間の雰囲気も大きく変えることが出来ます。
以下のポイントを考慮して照明計画をしていくとより効果的な計画が出来ると思いますので、是非ご参考に。
1. 照明の目的を決める
• 装飾的な照明:お庭の美しい部分(花壇、木々、池など)を際立たせるための照明。
• 安全・機能的な照明:歩道や階段などの視認性を確保するための照明。
• ムード作り:リラックスできる雰囲気を作るための照明(例えば、暖色系のライトで落ち着いた空間を作る)。
2. 光源の種類を選ぶ
• ローボルトライト:省エネルギーで長寿命。電圧も低いため野外での使用もより安全です。(12V)
• ソーラーライト:日中に充電され、電源が不要。設置が簡単でエコです。
• 電球型ライト:柔らかな光を提供するが、電源が必要。(100V)
3. 照明の配置
• スポットライト:特に目立たせたい場所(木の根元や花壇の中または、門塀)に向けて配置します。
• 地面に埋めるタイプのライト:足元を照らし、安全性を高めるために使用。壁面を照らす事で間接照明の効果も。
• ウォールライトや柱灯:壁やフェンスに取り付けることで、全体的に均一な光を提供。
• 水景の照明:池や噴水などにライトを当て、反射や動きを美しく見せます。
4. ライトの色温度を選ぶ
• 電球色(約2700K~3000K):暖色系のオレンジ色のような明かりで、温かみのある雰囲気を演出し、リラックスできる空間を作ります。MIHANEでよく使う照明もこの電球色になります。
• 昼白色(約5000K):太陽光に近い自然な白っぽい色で
より明るくシャープな印象に。
• 昼光系(5000K以上):クールでモダンな感じになりますが、庭の雰囲気には少し冷たく感じる場合があります。
5. 電源の確保
• 電源をどこから取るかを考え、必要に応じて電気工事が必要な場合もあります。ソーラーライトを使うことで電源不要で設置できる場合もあります。
6. 光の強さと広がり
強すぎず、柔らかい光でお庭全体が照らされるように計画しましょう。強い光で照らしすぎると、目が疲れたり、周囲に迷惑をかけることもあるので、適切な配置と調整が大切です。
お庭のサイズや使用目的に応じて、これらの要素を組み合わせて照明を配置することで、夜間でも美しく、機能的で魅力的な空間造りが出来ます。さらには、照明の配置にも工夫を凝らして昼間とは異なったお庭の表情を楽しむことも出来ます。
是非、照明計画を盛り込んでご家族みなさんで楽しんだり、リラックスできるナイトガーデン造りをしてみて下さいね。
MIHANEガーデンデザイナー
榊原正樹(2級建築施工管理技士、グリーンアドバイザー)
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