2023.11.14
今年の秋は気温も高く、夏のような気候が続いていましたが、11月後半になってようやく気温も下がり、落葉の時期に入りました。
この時期、庭には色とりどりの葉が舞い散ります。これらの葉を定期的に掃除しましょう。落ち葉は花壇に敷き詰めて保温のためのマルチングや、堆肥にも利用することができます。落ち葉掃除は大変ですが、捨てるのはもったいない!落ち葉の堆肥作りは意外と簡単です。お庭の邪魔にならない場所に穴を掘り、落ち葉に土や米ぬかなどを混ぜ、藁などでふたをして、湿気を保ちながら数ヶ月放置するだけ。できた堆肥は、植物の生長を促し、土壌を豊かにします。自宅でできる堆肥づくりは環境にも優しく、コストもかからないのでぜひチャレンジしてみて下さい。
12月は植物が成長を停止する時期です。成長が緩慢になった植物に対して、不要な枝や葉を剪定しましょう。こうした作業は、冬季の風通しを良くし、病害虫の発生を防ぐことができます。来春に向けて、古い枝葉を剪定することで新芽の生長を促すように準備しましょう。ただし植物の種類によって、剪定時期や剪定方法が異なりますので、注意が必要です。植物に詳しい方にたずねるか、ネットで情報を検索してみることをお勧めいたします。
12月はお庭の土壌を改良する絶好の機会です。まずはスコップで表土から15~20㎝ほどの深さまで土を耕し、空気をいれましょう。その後に有機質の堆肥や腐葉土を追加して土壌を肥沃にし、酸性の土壌であれば、あわせて苦土石灰などをすき込み中和しましょう。また、厳しい冷え込みが予想される地域では、植物の根元を落ち葉や藁などのマルチングで覆い、寒さから保護しましょう。これにより、冷え込みによる植物への凍害などの影響を軽減できます。
12月は多くの球根植物が植え付けの適切な時期です。チューリップやクロッカスなどの球根を植え、春に美しい花を楽しむ準備をしましょう。植えつける際には、適切な深さや間隔を守ることが重要です。特にチューリップは年末までに植え込みを完了しないと、開花時期に間に合いませんので、注意が必要です。
夏とは違って冷え込む季節になると、植物の水やりの頻度が変わります。気温は下がっても土は乾燥しますので、水やりの頻度や量で調整しましょう。特に寒冷地域では凍害を防ぐために水やりの時間や頻度を守り、植物の根をいたわりましょう。千葉県内であれば、地植えの植物の水やりは週1~2回程度で十分です。植物も休眠期に入りますので、夏のようなお手入れは必要ありません。
冬季に入る前に、スコップや剪定ハサミなど庭具をきれいに掃除し、保管場所にしまいましょう。また、来季のために芝刈り機や耕運機などの点検や修理が必要な場合は、冬のあいだにお願いしておくと、来春すぐにお庭仕事が再開できます。
12月は来年の花壇の計画を立てるのに最適な時期です。「どんなイメージの花壇にするか」、そのために「どんな植物を植えるか、」配置をどうするか」を十分に検討し、カタログや園芸店で、春に植えたい花の品種をじっくりと選びましょう。日当たりや土壌の条件、そしてお好みの色や雰囲気に合わせて、様々な品種を比較検討してみてください。色や高さの異なる植物を組み合わせることで、より奥行きのある花壇をつくることができます。暖かいお家の中で、来年のガーデニングプランをあれこれ考えるのも楽しいひとときです。
MIHANE デザイナー
野本 幸夫(一級造園施工管理技士、一級土木施工管理技士)
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