2023.10.28
近年、植栽は住宅のエクステリアやガーデンだけでなく、店舗や公共施設でもいろいろな場面で効果的に活用されています。今回のトピックスではそれら植物のもつ、多様な機能と効果をご紹介させていただきます。
店舗や施設における植栽が周囲の環境に与えるものとしては、大きく3つ挙げられます。
一つ目は植物たちの光合成による酸素の供給です。現在問題となっている地球温暖化の原因といわれているCO2を吸収し、固定をしながら酸素を発生させます。また同時に有害な化学物質も吸収しますので、周囲の空気を浄化します。3つ目は植物たちがつくりだす、微気象効果です。植物たちが発生する微量な水蒸気が、周囲の乾燥を改善します。夏は心地のよい緑陰が温度を調節してくれる効果もあり、冷房などのエネルギーの削減にも役たちます。
植物たちは無機的な場所に彩りや潤いをあたえ、その場にいる人たちへ心地よい印象をあたえます。特にランドスケープデザインにおいては、植栽は建物や施設などの外観や内部空間を演出する重要な要素であり、なくてはならないデザイン要素です。店舗のファザードやインテリアなどの要素として、シンボルツリーやインドアプランツを取り入れる例も多くあります。
都市部などのオフィスなどで働く人々は、無数のストレスにさらされています。無機的なオフィスに観葉植物があるだけで、植物はその場にいる人々のストレスを軽減し、事務作業の効率化や疲労軽減など、さまざまな心理的な効果をもたらします。
最近都市部でのゲリラ豪雨、水害などが増えておりますが、こちらも農地や森林など緑が減少していることが、原因と推測されております。これらはは雨水を吸収し、保水する役割もあります。また農地や森林等は鳥や昆虫など動植物の住処でもあり、生物多様性にも貢献しております。都市部でも屋上にビオトープなど様々な生態系を呼び戻す試みもこうした考えにもとづくものです。プランターにお花や木を植えるだけでも、虫のすみかとなったり、蝶が集まってきたりと、小さな生態系をつくるこが可能です。
店舗や広場などに植栽があれば、自然と人が集まり、様々な世代の交流が生まれます。公園でのお花見や紅葉といった風物にも、多くの人々が集います。そうした賑わいやイベントによる集客や販売なども、お店の営業につながる植栽の効果ではないでしょうか。
以上、植栽のもつ機能や効果について一例をあげてみました。植物のもつポテンシャルを活用して、店舗などの集客に活用されたらいかがでしょうか。MIHANEではこうした住宅以外の施設、店舗でも、植栽のご相談承ります。ぜひご相談下さい。
MIHANE デザイナー
野本 幸夫(一級造園施工管理技士、一級土木施工管理技士)
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