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自然素材で作ったコンポスト(バイオネスト)造り

2024.09.02

剪定枝や雑草などで造る「バイオネスト」

先日、「バイオネスト」作りを体験してきました。そもそもバイオネストとは何なのか?
初めて耳にした方の為に、詳しく説明致します。
バイオネストは、植物発生材処理の経費を抑える事、植物発生材を資源として活用することを目的としたサステナブルな堆肥づくりです。要は、自然の力で土に戻るコンポスト(堆肥場)の事を指します。
管理作業で発生した剪定枝や樹木の幹など植物発生材を組み合わせて、まるで鳥の巣のような形状になる事からギリシャ語の「バイオ(bio)=生命」と「ネスト(nest)=巣」を掛け合わせてそう呼ばれています。
ご家庭でも剪定枝などを使って設置する事で、発生した剪定枝の運搬・処理の軽減につながるのではと思います。
また、落ち葉や除草作業で発生した草などをそこに入れる事で、お庭の中に継続的な堆肥場所が出来上がります。一般的な堆肥づくりで行う切り返しや菌を加える必要性がなく、気温や降雨、土中の微生物や昆虫、自然界の菌糸活動などによってゆっくりと分解が進んでいき栄養たっぷりの堆肥に戻して行ってくれます。
そうしたことによって、ゆっくりとその土地に生きる生物の住まいとなり優しく分解され、
やがて堆肥として、再びその土地の植物の栄養になっていく素敵な循環がうまれます。

▪️バイオネスト設置方法

①伐採木や下刈リ残滓の発生量を想定し、大きさを決め、中心に目印の棒を立てる
②中心から同心円状に伐採した幹を、枝先を常に同じ方向に向けて組んでいく
③必ず太い幹で下部を組み上げ上部にいくに従って順次細い梢の枝を用いる
④高さは役60cm前後とし、天端を水平にする(※天端とは一番上の個所のこと)
⑤仕上げとしてバイオネストからはみ出している枝を切リそろえる
⑥バイオネストに組み込めない根株や細かい枝葉、周辺の枯れ枝や落ち葉、雑亘や刈リ亘の残滓などを内部に中高に積み込む
⑦最後に周辺をきれいに清掃する

上記はあくまでも基本的な作り方になりますので、みなさんの自由な発想でバイオネスト造りをしてみて下さいね。

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