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一味違う図書館 ひと・まち・情報 創造館「武蔵野プレイス」

宇宙船のような外観が印象的な建物。
以前から気になっていたその場所を、ふとした機会に訪れました。

JR武蔵境駅を南へ出ると、すぐに視界に飛び込んでくる存在感。
駅前広場とゆるやかに連動しながら、丸みを帯びたベンチが連続し、自然と建物へと導かれていきます。

一歩足を踏み入れると、そこが何の施設なのか、すぐには分かりません。
ホテルの受付のようなカウンターと、空間に溶け込むカフェ。
その曖昧さが、かえって心地よい余白を生み出しています。

奥へ進むと、面取りされたやわらかな階段が現れ、上階へと誘われるように足が向きます。

階を上がるごとに書棚が広がり、ここが図書館であることに気づきますが、さらに上階へ進むとワークスペースや多目的ルームが現れ、「情報創造館」というコンセプトが体感として伝わってきます。

地下へ降りると、時間の経過とともに育まれた“場”の広がりを感じます。
地下2階には学生たちの学びと交流の空間があり、放課後の活気に満ちていました。

・武蔵野プレイスとは|図書館を超えた複合公共施設

東京都武蔵野市境南町に位置する「武蔵野プレイス」は、
図書館・生涯学習センター・市民活動センターなどを内包した複合施設です。

地下3階の駐車場から4階のワークテラスまで、全7層で構成され、
カフェやギャラリー、こどもライブラリー、青少年の活動スペースなど、目的ごとにフロアが丁寧に編成されています。

・設計コンセプト|サードプレイスとしての公共空間

この建物の核にあるのは、
「図書館らしさ」や「公共施設らしさ」にとらわれないという思想。

・気軽に立ち寄れること
・自由に過ごせること
・偶然の出会いが生まれること

そうした要素を重ねながら、
“本を借りる場所”ではなく、“人と活動がまじり合う居場所”=サードプレイスとして計画されています。

・多様な居場所をつなぐ空間設計

地下から上階へと連なる、やわらかなワンルーム的な空間構成をし、壁で分断せず、視線や気配がゆるやかにつながる設計をしています。

図書館機能とカフェ、活動スペースをあえて混ぜ合わせることで、
「用事がなくても訪れたくなる場所」が生まれています。

そこには、意図された“偶然”と、設計された“居心地の良さ”が共存していました。

・コンセプトが場を育てる

各フロアを巡りながら感じたのは、
設計者のコンセプトが時間とともに浸透し、
利用する人々によって“場”として完成していくプロセスでした。

これは、住宅や外構、庭づくりにも通じる大切な視点です。
コンセプトがあることで、空間はぶれず、時間とともに深みを増していく。

・暮らしとつながるサードプレイス

武蔵野プレイスは、
人・まち・情報がゆるやかにつながる、新しい公共空間のかたち。

日常の延長線にありながら、少しだけ視点を変えてくれる場所です。

お近くを訪れた際は、
ぜひ立ち寄り、その空気感を体感してみてください。一味違う図書館空間に出逢えるはずです。

~ご相談はこちらから~

・リンク

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榊原正樹(2級建築施工管理技士、グリーンアドバイザー)

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